Oリングの取扱い上の注意
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Oリングを装着する時にシャープエッジやネジ山などによりキズがつかないよう、第8図のような治具を用いて取付けて下さい。

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ピストンをシリンダーに挿入するときには、第9図の様に小孔のエッジでOリングをキズつけてしまうことがあります。第10-1~2図の様な設計をして下さい。

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Oリングを装着するとき、ねじれない様にして下さい。
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Oリングを装着するとき、Oリングとみぞに十分なグリース又はシール対象液体を塗布して下さい。
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Oリングの再使用は原則としてしないで下さい。
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Oリングを装着後、洗浄液で洗浄する場合、洗浄液とOリングの材料との相性を確認の上行って下さい。
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材料によっては、燃焼により有害ガスを発生するものがあります。Oリングの焼却処分はしないで下さい。
Oリングの保管上の注意
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直射日光を避け、湿度の低い場所で保管して下さい。
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使用直前まで開封しないで下さい。
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高温にならない、空気の流通の少ない場所に保管して下さい。
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Oリングに負荷がかからない様保管して下さい。
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吊り下げた状態では局部的な変形がおきます。吊り下げないで下さい。
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鹿埃の少ない場所に保管し、油が附着しない様に注意して下さい。
Oリング受入れ上の注意
Oリングの入ったポリエチレン袋の外装面にラベル(第11図)が貼ってありますので、よく確かめて受入れして下さい。
また、管理No.はトレーサビリティーを追跡する上で重要となりますので記録する様お願いします。
第11図
